食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会
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食中毒情報 食中毒事件簿
広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。
   
広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです
←平成21年 平成22年 平成20年→

 ○ 5月8日(土)、市民から、「保養所に宿泊し、嘔吐、下痢を発症した。」
  との連絡が広島市保健所にあった。
    この情報を受けて調査を行ったところ、5月4日(火)から5月6日(木)
  までに宿泊し、施設内のレストランで喫食した6グループ9名が5月6日
  (木)14時から5月8日(土)22時にかけて、下痢、嘔吐、腹痛等の症状
  を呈していた。
    患者らの共通食はこのレストランが提供した食事のみであり、調理従事
  者1名からノロウイルスが検出されたこと、さらに患者便4検体からノロウ
  イルスが検出されたことから、この施設を原因とする集団食中毒事件と判
  断し、5月15日(土)、当該レストランを営業するこの会社に対して、このレ
  ストランの営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 9名、入院なし(5月15日18時現在)
     
    主 症 状  : 下痢、嘔吐、腹痛、吐き気等
 
    原因食品 : このレストランが提供した食事

 
    病因物質 : ノロウイルス

              患 者 便   4検体   すべて陽性
              食   品   5検体   すべて陰性
              従事者便   8検体   (1検体陽性、7検体陰性)



 ○  4月2日(金)、市内の医師から、「4月1日(木)に広島市内のホテル
  で行われた歓送迎会の参加者50名中16名 が下痢、嘔吐、吐き気、腹
  痛等の食中毒様症状を呈している。」との連絡が広島市保健所にあった。
    調査の結果、患者らは4月1日(木)18時からこのホテルで開催され
  た職場の歓送迎会に参加しており、参加者50名中23名(24〜62歳)が
  4月1日(木)20時30分頃から2日(金)朝にかけて、下痢、嘔吐等の症状
  を呈していた。
    医師から食中毒患者の届出があり、患者の共通食はこのホテルの飲
  食店が提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食
  中毒事件と判断し、4月3日(土)、広島市保健所は、このホテルのこの
  飲食店を営業する会社に対して、この店の営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 23名(男性10名、女性13名)、入院なし
     
    原因食品 : 4月1日(木)に提供した宴会料理
             
       主 症 状  : 下痢、嘔吐、吐き気等
 
    病因物質 : 不明



 ○3月25日(木)、広島県食品衛生室および市内の医療機関から、「3月
   22日(月)夕方、広島市内の飲食店で会食した1グループ30名中10
   名 が食中毒様症状を呈している。」との連絡が広島市保健所にあった。
    調査の結果、患者らは3月22日(月)夕方、安佐南区の飲食店で会
   食 し、25名中19名が、3月23日(火)7時〜24日(水)21時にかけて、
   下痢、嘔吐、吐気、腹痛、発熱等の症状を呈していた。
   さらに、3月26日(金)には、22日夕方に当該施設を利用した1グルー
   プ 5名中4名も同様の症状を呈していることが判明した。
    医療機関から、食中毒患者の届出があり、患者の共通食はこの店が
   提供した食事のみで、検査の結果、患者便からノロウイルスが検出さ
   れたことから、この店を原因とする集団食中毒事件と判断し、3月27日
   (土)、広島市保健所は、この飲食店を営業する会社に対して、この店
   の営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 23名(男性2名、女性23名)、入院なし
    
    主 症 状  : 下痢、嘔吐、吐き気等

    原因食品 : 3月22日に提供したバイキング料理
             
    病因物質 : ノロウイルス



 ○3月9日(火)、川崎市健康安全室から、「3月7日(日)に川崎市内の医
  療機関から、患者1名が腹痛、発熱、下痢、嘔吐の食中毒症状を呈して
  いる。患者は、3月3日(水)〜6日(土)にかけて広島市を旅行し、行動を
  共にした者の中にも発症者がいるとの通報を受けた」との連絡が広島市
  保健所にあった。
   調査の結果、患者らは各地の事業所に勤務する同じ会社の社員で、1
  3名が3月5日(金)夜、広島市内の飲食店でコース料理を食べた。このう
  ち11名が3月6日(土)から7日(日)にかけて、発熱、嘔吐、吐気、下痢
  等の症状を呈していた。
   川崎市内の医療機関から食中毒患者の届出があり、また、患者の共
  通食は、この飲食店が提供した食事のみであることから、この施設を原
  因とする集団食中毒事件と判断し、3月11日(木)、広島市保健所は、
  この飲食店を営業する会社に対して、営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 11名(男性4名、女性7名)、入院なし
     
    原因食品 : 3月5日に提供したコース料理
            前菜(よもぎ豆腐)、刺身盛り合わせ(タコ、アブラメ、カン
            パチ、カツオ)、生カキ、焼カキ、広島牛あぶり、音戸チリ
            メンのサラダ、カキフライ、きのこ雑炊、イチゴのムース
 
    病因物質 : ノロウイルス(推定)

 


平成22年3月11日発表
 

 ○2月24日(水)、市内の医療機関から、家庭で調理したフグによ
  る食中毒と思われる患者を診察した旨の届出が広島市保健所に
  あった。
   調査の結果、患者の家族が2か月以上前に釣ったフグを三枚に
  おろして冷凍保存していたものを、2月23日(火)午後7時頃に刺
  身にして家族2名が食べ、1時間後からめまい、ふらつき、手足の
  まひ、歩行困難の症状を呈し、1名が24日になって医療機関を受
  診した。
   患者のうち1名は現在入院中であるが、快方に向かってている。
 
    
患 者 数  : 2名(男性1名、女性1名)
     
    原因食品 ; 自家処理したフグ
 
    病因物質 ; フグ毒(推定)

 


平成22年2月24日発表