食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会
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食中毒情報 食中毒事件簿
広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。
   
広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです
平成21年 平成20年→

 ○9月14日(月)、中区のホテルから、「昨日の結婚披露宴に出席した客
  8名が下痢等の食中毒様症状を呈している」という報告が広島市保健所
  にあった。
   調査の結果、有症者は、9月13日(日)、15時からこのホテルで行れた
  結婚披露宴で食事した54名のうち14名で、同日夕方から翌日の朝にか
  けて、下痢、腹痛の症状を呈していた。
   また、このグループと同じメニューを9月13日(日)、11時から食べた別
  のグループ9名に下痢、腹痛等の症状があることがわかった。
   この2グループの有症者の共通食は宴会調理部門の施設と別の階にあ
  る施設が提供した食事であることから、この2施設を原因とする集団食中
  毒事件と判断し、9月16日(水)、この2施設共通して営業する者に対して
  当施設の営業禁止を命令した。
    
 
   患者の状況 : 23名(男性14名、女性9名) :入院なし
   主症状 : 下痢、腹痛、吐き気
   原因食品 : 9月13日に提供したコース料理
           ウニパスタ、魚3種のカルパッチョ、豚ロースト、ホタテ焼き
           アマダイのポワレ、リゾット、茶碗蒸し、フィレ肉ステーキ、じ
           ゃがいもロースト,南瓜ガレット、サラダ、ムース又はパル
           フェ、パン、コーヒー又は紅茶、ウェディングケーキ
   病因物質 : 調査中
      


 

 ○9月3日(木)、広島市内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症患者
  (O157:VT産生)の発生の届出があった。
   患者は、8月28日(金)に下痢(血便)を発症したため医療機関を受診し、
  9月3日(木)に便からO157(VT産生)が検出され腸管出血性大腸菌感
  染症と診断された。
  調査の結果、患者は8月21日(金)、安佐南区の飲食店で「角切りステー
  キ」を喫食していることが判明した。
   また、広島市衛生研究所で患者便から分離したO157菌株の遺伝検査
  を行ったところ、山口県の系列店を利用していたO157患者便から分離し
  たO157菌株と遺伝子型が一致していたことが判明したことから、当該施
  設が8月21日(金)に提供した食事を介して発生した食中毒と断定し、9月
  11日(金)、この飲食店の営業者に対して、営業の禁止を命令した。
  
 
   患者の状況 : 1名(女性) :入院なし
   主症状 : 下痢(血便) 現在回復している
   原因食品 : 8月21日に提供した角切りステーキ
   病因物質 : 腸管出血性大腸菌O157(VT1、VT2)
      


 

 ○7月30日(木)午後2時頃、広島県から「広島市内の医療機関からキノコ
  を食べた人(男性)が嘔吐、下痢の食中毒症状を起こしたとの連絡があっ
  た」との情報が保健所にあった。
   調査の結果、患者は7月30日(木)朝、市内の本川右岸の土手(空鞘
  橋北側)でキノコを採取し、午前8時頃炒め物にして一人で食べたところ、
  1時間半後から吐気、嘔吐、下痢、腹痛を起こし、医療機関を受診した。
   患者が採取したキノコを鑑定した結果、「オオシロカラカサタケ」で、ハラ
  タケ科に属する毒キノコと判明した。

 
   原因食品 : キノコ(オオシロカラカサタケ)
   病因物質 : 植物性自然毒
    *オオシロカラカサタケ
      ・ハラタケ科の毒キノコで、春から秋にかけて芝生や草地などに発生
      ・食べると吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を起こす
        ・国内(主に西日本)に広く分布
   
市内の公園や、川土手などに自生しています。絶対に食べない
  でください

   


オオシロカラカサタケ
  

 ○5月12日、「9日(土)の宴会に参加した客が食中毒症状を呈して
  いる」との連絡が中区の飲食店から保健所にあった。
  調査の結果、患者は5月9日(土)夕、宴会料理を食べた1グルー
  プ21名のうち、17名で、5月9日(土)夜から11日(月)早朝にか
  けて、嘔吐、下痢、腹痛の症状を呈していた。
  患者の共通食は、この飲食店の食事のみであることから、保健所
  は、この飲食店を原因とする食中毒事件と判断し、5月13日(水)
  に、この飲食店に対して、営業の禁止を命令した。
 
    原因食品 ; 5月9日に提供した和会席料理(前菜、刺身、
             煮物、焼き物、揚げ物、酢の物等)
 
    病因物質 ; 調査中
 


平成21年5月13日発表
 

 ○5月5日(火)、「中区の飲食店で7名が昼食をとり、7名とも食中
    毒の症状を呈した。」との連絡が保健所にあった。
  調査の結果、患者は7名で、5月2日(土)昼、この飲食店でランチ
   を食べ、5月3日(日)夕方から4(月)朝にかけて、嘔吐、下痢、発
   熱、吐き気の症状を呈していた。
  患者の共通食は、この飲食店の食事のみであり、検査の結果、患
   者便および調理従事者便からノロウィルスを検出したことから、保
   健所は、この飲食店を原因とする食中毒事件と判断し、5月8日
   (金) に、この飲食店に対して、営業の禁止を命令した。
 
    原因食品 ; 5月2日に提供した昼食(鶏唐揚げランチ、サバ
                       味噌煮ランチ)
 
    病因物質 ; ノロウィルス
 


平成21年5月8日発表
 

 ○4月20日、4月19日夜に西区の飲食店の持ち帰り寿司を食べ
    て、下痢等の症状を起こしたとの情報が保健所に入った。
 調査の結果、患者は4月19日、当施設を利用した3グループ13名
  で、4月19日から4月20日にかけて、下痢、吐き気、発熱等の症状
  を呈していた。患者の共通食は、この飲食店の食事のみであったこ
  とから、保健所は、この飲食店を原因とする食中毒事件と判断し、4
  月22日に、この飲食店に対して、営業の禁止を命令した。

    原因食品 ; 4月19日に提供した食事
 
    病因物質 ; 調査中

 


平成21年4月22日発表