広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。 |
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広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです。 |
←平成20年 平成19年 平成18年→ |
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○平成19年10月16日、広島市保健所に中区の仕出し屋の幕の内弁
当を食べた同じ職場の数名が下痢、吐き気、嘔吐などの食中毒症状を
起こしたとの連絡があった。
調査の結果、患者らは10月15日昼食用に幕の内弁当を取り、正午
から9名で食べたところ、同日午後2時から午後4時にかけて5名に下
痢、吐き気、嘔吐等の症状があった。また、当日同じ弁当を食べた別
のグループ4名中3名も同様の症状を呈していたことが分かった。
患者らの共通食は、この仕出し屋の弁当のみであり、この弁当を原
因とする集団食中毒と判断され保健所は、10月17日営業の禁止を命
じた。
提供された食事 ; 刺身、出し巻き、サンマミリン焼き、小松菜ゴマ
和え、サーモンチーズ巻き、ホタテの焼き物、炊
き合わせなど
病因物質 ; 調査中
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H 19.10.17.発表 |
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○平成19年10月1日、広島市保健所に「南区のホテルで会食した職場
の同僚数名が吐き気、下痢などの症状を起こし医療機関を受診した」
との連絡が広島県からあった。
調査の結果、患者らは9月29日午後ホテルで会食し、その後9月3
0日から10月2日にかけて出席者54名中24名に下痢、腹痛等の症
状があったことが判明した。また、当日別のグループ33名中10名も
同様の症状を呈していたことが分かった。
患者らの共通食は、このホテルの食事のみであり、集団食中毒と判
断され保健所は、10月3日営業の禁止を命じた。
提供された食事 ; 鶏ノロース煮、豚のトマト煮、サンマのコンフ
ィ、牛サーロインステーキ、マイワシ漢揚げ、鮨
の盛り合わせなど
病因物質 ; ノロウイルス
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H 19.10.3.発表 |
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○平成19年8月1日午後1時50分頃、広島市保健所に「午後1時時点で 100名を超える下痢の症状が出ている」との連絡があった。
調査の結果、1559名中542名に下痢、腹痛等の症状があることが
判明した。
患者の食事は、全て同施設の給食施設で調理されたものであり、患
者の発症状況及び喫食状況から、給食を原因とする集団食中毒事件
と判断し、8月2日施設に対し給食の調理業務の禁止を命じた。
広島市保健所は、8月7日、患者らの検便検査の結果、ウエルシュ
菌が検出されたので同菌を病因物質と断定した。
提供された食事 ; 給食
病因物質 ; ウエルシュ菌
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H 19.8.2.発表
H 19.8.8.第2報 |
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○平成19年7月30日、広島市保健所に広島県から「安芸郡の医療機
関から、広島市内の焼き鳥店で会食した会社の同僚らが食中毒症状
を起こし、うち数名が受診中である旨の電話があった」との連絡があっ
た。
調査の結果、患者らは7月25日中区の焼き鳥屋を同僚8名で利用
し、7名が7月28日から29日にかけて、下痢、発熱等の症状を起こし
た。
共通食は、この焼き鳥屋の料理のみで、患者を診察した医療機関か
ら食中毒患者の届けがあったことから、この焼き鳥屋の料理を原因と
する集団食中毒事件と判断され、この焼き鳥屋は営業禁止処分となっ
た。
提供された弁当 ; 鳥のたたき、串焼き、キャベツ、釜飯、吸い物
病因物質 ; カンピロバクター
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H 19.8.1.発表
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○平成19年7月12日、広島市保健所に広島市消防局から県立体育館
でイベント準備中のスタッフが吐き気、嘔吐等の症状を訴え、病院に
搬送した旨の連絡があった。
調査の結果、患者らは32名が6箇所の医療機関へ救急搬送され、
ほかにも9名が医療機関を受診した。患者らは、県立体育館で開催予
定のコンサートの準備を行っており、いずれも7月12日の昼食に南区
の弁当屋が調整した弁当を食べ同日午後食中毒症状を呈した。
患者らの共通食はこの弁当屋の弁当のみであり、医療機関から食
中毒患者の届けがあったことから、この弁当屋の弁当を原因とする食
中毒事件として保健所は、営業の禁止を命じた。
提供された弁当 ; 鮭めし、卵焼き、ソーセージ、とんかつ、キンピラ
ちくわ天ぷら、しば漬
病因物質 ; 黄色ブドウ球菌
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H 19.7.13.発表
H 19.7.15.追加発表 |
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○平成19年7月11日、広島市保健所に市内の医療機関からカンピロバ
クター食中毒患者の届出があった。
調査の結果、患者らは友人4名で7月4日に中区の飲食店を利用し
7月6日夜から7月8日正午にかけて3名に下痢、発熱等の症状があっ
た。
患者らの共通食はこの飲食店の食事のみであったことから、この飲
食店の食事を原因とする食中毒事件として保健所は、営業の禁止を
命じた。
提供された食事 ; レバ刺し、イカのニンニク焼き、ホルモン、赤天
ホルモン焼きうどんなど
病因物質 ; カンピロバクター
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H 19.7.11.発表 |
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○平成19年6月4日、広島市保健所に安佐北区飯室の飲食店を利用し
たお客の家族から同店で食事した数名が、下痢、嘔吐などの症状を起
こしたとの連絡があった。
調査の結果、患者らは会社の同僚3名で5月31日昼食に同飲食店で
カツどんを食べ、全員5月31日夜から6月2日にかけて下痢、発熱、腹痛
などの症状があった。
患者らの共通食はこの飲食店の食事のみであり、また、患者を診察し
た医療機関から食中毒患者の届出があったことから、この飲食店の食
事を原因とする食中毒事件として保健所は、営業の禁止を命じた。
提供された食事 ; カツどん
病因物質 ; サルモネラ
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H 19.6.6.発表 |
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○平成19年5月21日、広島市保健所に湯来町の飲食店から法事の出
席者で、下痢、嘔吐などの症状がある者が数名いるとの連絡があった。
調査の結果、患者らは5月20日正午から同飲食店で行われた法事で
会食し、その後、当日から5月21日にかけて会食者24名中14名に下
痢、吐き気、嘔吐などの症状があった。
患者らの共通食は法事の食事のみであることから、この飲食店の食
事を原因とする集団食中毒事件として保健所は、営業の禁止を命じた。
提供された食事 ; 刺身、赤魚の西京焼き、炊き合わせ、ホタテ湯
葉つみ、揚げ物、握りずしなど
病因物質 ; 不明
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H 19.5.23.発表 |
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○平成19年5月21日、広島市保健所に南区のホテルから結婚披露宴
の出席者で、下痢、嘔吐などの症状がある者が20数名いるとの連絡が
あった。
調査の結果、患者らは5月19日午後1時30分頃から同ホテルでの結
婚披露宴に出席し、その後、当日から5月20日にかけて出席者80名中
23名に下痢、吐き気、嘔吐などの症状があった。
患者らの共通食は結婚披露宴の食事のみであることから、このホテル
の食事を原因とする集団食中毒事件として保健所は、営業の禁止を命
じた。
提供された食事 ; 魚介マリネ、刺身、ふかひれスープ、イセエビと
野菜の炒め物、魚のフリットなど
病因物質 ; 不明
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H 19.5.22.発表 |
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○平成19年5月2日、会社同僚の歓迎会の出席者から下痢、発熱、などの
症状のある者が数名いるとの連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは4月23日に午後7時30分ごろから歓迎会を中区の
飲食店で行い、その後数時間から5月2日にかけて出席者13名中7名に下
痢、発熱、腹痛などの症状があった。
患者らの共通食がこの飲食店のみであること、患者及び飲食店従事者から
カンピロバクターを検出したこと、また、患者が受診した医療機関の検査か
らもカンピロバクターを検出していたことからこの飲食店を原因施設とする集
団食中毒事件と判断され、同店は5月7日営業禁止となった。
提供された食事 ; 生鶏レバー、鶏タタキ、センマイ、陶板焼き、
鯨の竜田揚げ、生春巻き、出し巻き、つくね
など
病 因 物 質 ; カンピロバクター
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H 19.5.7.発表 |
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○平成19年2月13日午後、市内の医療機関からフグによる食中毒患者を
診察した旨、広島市保健所に届出があった。
患者のは、2月10日午後7時ごろ、宮島付近で釣ったフグの筋肉と精巣
(白子)を吸い物にして食べたところ、ふらつき、手のしびれ、軽度の呼吸
困難を感じ、同日午後1時頃救急搬送で医療機関に入院した。
症状は比較的軽く、回復傾向にある。
食べたフグ;クサフグ(スナフグ)
病因物質 ;フグ毒(テトロドトキシン)
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H 19.1.12.発表 |