広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。 |
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広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです。 |
←平成18年 平成17年 平成16年→ |
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○平成17年12月8日午後、市内の医療機関から食中毒患者
を診察した旨届出があった。調査の結果、12月3日市内のホ
テルで行われた結婚披露宴の出席者のうち40名が3日〜6日
にかけて吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状があった
ことが判明した。症状があった人の共通食は、披露宴で提供さ
れた食事に限られており集団食中毒事件と判断され、このホテ
ルの厨房が営業禁止となった。
提供された食事 ; 刺身・カルパッチョ・吸い物・ポアレなど
病因物質 ; ノロウィルス
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H 17.12.9.発表 |
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○平成17年12月7日、医療機関からカンピロバクター食中毒
患者を診察したとの届出があり調査したところ、市内の大学の
学生15名に12月1日〜5日に腹痛、下痢、発熱などの食中毒
症状があったことが判った。症状があった者の共通食は、11
月29日の調理実習による食品だけでありこの調理食品が原
因と判断された。
実習の調理食品 ;マリネ・サラダ・ローストチキン・スープなど
病因物質 ; カンピロバクター
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H 17.12.9.発表 |
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○平成17年11月8日、広島市教育委員会から広島市保健所
に「佐伯区の中学校で11月7日11名が欠席している」との連
絡があった。調査したところ、生徒23名が11月3日に焼肉店
で飲食しておりそのうち16名が3日から7日にかけて腹痛、下
痢、発熱などの症状があったことが判った。11月9日に医療機
関から食中毒患者を診察したという届けがあり、焼肉店は営業
禁止処分となった。
原因食品 ; 焼肉 病因物質 ; カンピロバクター
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H 17.11.9.発表
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○平成17年11月4日、フグによる食中毒患者を診察したとの
連絡があった。患者は11月2日午後9時頃西区の自営の飲食
店でフグの皮を自ら調理して食べ、午後9時30分頃唇のしび
れを感じ、ついで嘔吐、呼吸困難となり3日午前2時頃救急車
で搬送入院となった。命に別状はなかった。
原因 ;フグの皮 病因物質 ; フグ毒(推定)
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H 17.11.4.発表 |
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○平成17年8月15日、フグによる食中毒の届けが市内の医
療機関からあった。患者は、8月14日午後8時ごろ自宅で知人
2名といっしょにフグの刺身やボイルした肝を食べたところ1時
間〜3時間後に手のしびれやめまいを感じ医院に入院した。症
状は比較的軽く15日中には退院した。
フグの種類は判っていない。
病因物質 ; フグ毒(推定)
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H 17.8.16.発表 |
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○平成17年7月4日、市内医療機関から会合参加者の10数
名が食中毒症状で受診したと保健所に連絡があった。調査の
結果、参加者は3日に昼食として安佐南区の飲食店が調整し
た弁当を食べておりこのうち24名が同日の夕方にかけて嘔
吐・下痢等の症状を呈していることが分かった。参加者の共通
食は、この弁当しかなくこの施設を原因施設として営業禁止処
分となった。
病因物質 ; 黄色ブドウ球菌
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H 17.7.5.発表 |
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○平成17年6月27日、市内の医療機関から食中毒の疑い
のある患者を診察したとの通報があり、広島市保健所で調査し
たところ、西区にある専門学校の生徒23名に24日から27日
にかけて腹痛・下痢・発熱などの症状があり、29日複数の医
療機関から届出があったので、集団食中毒事件と判断された。
学校内の特定の1クラスのみから患者が出ており、実習授業に
よる調理食品が疑われた。
病因物質 ; カンピロバクター
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H 17.6.29.発表 |
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○平成17年4月10日、市内の医療機関から届け出があった。
患者(男性56歳)は、4月9日に自宅でボイルしたフグの肝臓
を午後9時30分頃食べたところ2時間30分たった頃に手指、
唇に痺れを感じ、その後嘔吐・歩行困難の症状が出たため受
診したという。一日半ほど入院したが回復し、退院した。
原因 ; コモンフグの肝臓(推定) 病因物質 ;フグ毒(推定)
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H 17.4.11.発表 |
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○平成17年2月25日、フグによる食中毒患者を診察したとの
届出があった。
患者(女性 30歳)は、2月24日午後8時頃家族が釣って調
理したフグの身や肝を食べ、約30分後に舌、唇にしびれを感じ
医院で受診した。症状は、比較的軽く回復した。フグの種類
は、判っていない。
病因物質 ; フグ毒(推定)
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H 17.2.25.発表 |
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○平成17年2月7日、フグによる食中毒患者を診察したとの
届出があった。
患者(男性 55歳)は、2月6日自分で釣ったフグを自宅で調
理し午後11時頃食べ、約30分後に舌先、唇にしびれを感じ
その後、ふらつき、手指のしびれがあったため救急車で医院
に搬送され入院した。回復に向かっている。フグの種類は、
判っていない。
病因物質 ; フグ毒(推定)
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H 17.2.7.発表 |
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○平成17年1月17日、フグによる食中毒と思われる患者を診
察したとの届出があった。
患者(男性 27歳)は、1月17日午前0時15分頃からむかつ
き、手足のしびれ嘔吐、ふらつきなどの症状が出たため同僚
に付き添われ受診した。同僚の話では、自分で調理したフグ
を食べたらしいということであった。その後、歩行困難、言語
不鮮明と症状が重くなったため他の医療機関に移送された。
患者は、人工呼吸器をつけ意識のない状態が続いていたが1
月19日意識が回復した。食べたときの状況を聞いたところ、勤
務先の飲食店で肝と白子(精巣)を自分で調理し食べていた。
フグは、仕入れ状況などからマフグと思われる。
原因 ; マフグの肝(推定) 病因物質 ; フグ毒(確定)
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H 17.1.19.発表 |