食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会

 

食中毒情報

       食中毒事件簿

 

  広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。

       広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです

令和3年 令和2 令和元

 令和2年11月2日(月)午後4時頃、市民から広島市保健
所に、「10月26日(月)に飲食店を利用した複数名が体調
不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、10月26日(月)夜に、西区の飲食店を利用
した1グループ7名のうち3名が、10月29日(木)正午から
10月30日(金)午前0時にかけて、発熱、腹痛、下痢等を
発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、
患者便からカンピロバクターが検出されたこと及び医療機関
から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、
この施設が提供した食事を原因とする集団食中毒事件と判断
し、11月5日(木)、当該施設の営業者に対して、営業の禁止
を命令した。


●患者数  :1グループ3名(入院なし)
●主症状  :発熱、腹痛、下痢等
●原因食品:10月26日(月)夜に提供された食事
        白肝、串(せせり、ねぎま、鶏もも肉等)、軟骨唐揚げ
        じゃがバター等
●病因物質:カンピロバクター
●検査状況:患者便  :1検体カンピロバクター陽性2検体検査中
        
従事者便:4検体検査中
       
拭き取り :10検体検査中
       
食品   :4検体検査中(参考品)

 
11月5日発表
   令和2年10月23日(金)午後1時頃、市内の飲食店から
広島市保健所に、「当店を10月19日(月)に利用した客の
複数名が体調不良を呈している。」旨の連絡があり、調査を
開始した。
 調査の結果、10月19日(月)の夜に、安佐南区の飲食店を
利用した1グループ6名のうち4名が、10月21日(水)午後
5時から10月23日(金)正午にかけて、発熱、腹痛、下痢を
発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、
患者便からカンピロバクターが検出されたこと及び医療機関
から食中毒患者の届け出があったことから、広島市保健所は、
この施設が提供した食事を原因とする集団食中毒事件と判断
し、10月26日(月)、当該施設の営業者に対して、営業の禁
止を命令した。


●患者数 :1グループ4名(入院なし)
●主症状 :発熱、腹痛、下痢等
●原因食品:10月19日(月)夜に提供された食事
        鶏たたき、鶏の炭火焼、串(肝、ハツ、豚バラ、ねぎま、
        白玉の豚肉巻き、里芋等)等
●病因物質:カンピロバクター
●検査状況:患者便   :4検体カンピロバクター陽性
         
従事者便:1検体カンピロバクター陰性
        
拭き取り :9検体検査中
        
食品   :4検体検査中(参考品)

 
10月26日発表
  令和2年9月17日(木)正午頃、市民から広島市保健所に、
「9月15日(火)夜に南区の販売店で購入した刺身を喫食し、
体調不良になった。医療機関を受診しアニサキス症と診断さ
れた。」との連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、9月15日(火)夜に南区の販売店で購入した
刺身を喫食した1名が、9月16日(水)午前9時頃から上腹
部痛を呈し、受診した医療機関において、アニサキス虫体が
摘出されていた。
 患者が潜伏期間内に喫食した原因となる食品は、当該施設
で加工・販売された食品のみであること、医師から食中毒患者
等届出票(胃アニサキス症)が提出されたことから、広島市保
健所は、当該施設で加工・販売された食品を原因とする食中毒
と判断し、9月17日(木)、当該施設の営業者に対して、営業の
禁止を命令した。


●患者数:1名(入院なし)
●主症状:上腹部痛
●原因食品:刺身(サンマ又はスズキ)
●病因物質:アニサキス

 
9月17日発表
 令和2年9月14日(月)午後5時頃、市民から広島市保健所に、
「9月12日(土)夜に中区の飲食店を利用し、体調不良になった。
医療機関を受診しアニサキス症と診断された。」との連絡があり、
調査を開始した。
 調査の結果、9月12日(土)夜に中区の飲食店を利用した2名
のうち1名が、9月13日(日)午前5時頃から上腹部痛を呈し、受
診した医療機関において、アニサキス虫体が摘出されていた。
 医師から食中毒患者等届出票(胃アニサキス症)が提出され、
患者が潜伏期間内に原因となる食品を喫食したのは、当該施設
のみでのみであることから、当該施設が提供した食事を原因と
する食中毒と断定し、9月15日(火)、当該施設の営業者に対し
て、営業の禁止を命令した。


●患者数:1名(入院なし)
●主症状:上腹部痛
●原因食品:9月12日に提供された食事 喫食メニュー:サンマ刺身、
        ブリ塩タタキ等
●病因物質:アニサキス
 
9月15日発表
 令和2年4月16日(木)午前8時半頃、市民から広島市保健所に、
「4月13日(月)に西区の飲食店が調理した弁当を喫食した、複数
名が体調不良となった。」旨の連絡があり調査を開始した。
 調査の結果、4月13日(月)昼に西区の飲食店が調理した弁当を
喫食した1グループ13名のうち6名が、4月14日(火)午後3時から
4月15日(水)正午にかけて、下痢、腹痛、嘔吐等を発症していた。
 患者の共通食は当該施設が調理した弁当のみであること、患者便
からノロウイルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の
届出があったことから、広島市保健所は、この施設が調理した弁当
を原因とする集団食中毒事件と判断し、4月18日(土)、当該施設の
営業者に対して、営業の禁止を命令した。


患 者 数 :1グループ6名(入院なし) 
主 症 状 :下痢、腹痛、嘔吐等
原因食品:4月13日(月)昼に提供された弁当
         握り寿司(ウニのせイカ、大トロ、赤貝等)、卵焼き
病因物質:ノロウイルス
検査状況:患者便 :4検体ノロウイルス陽性
       従事者便:7検体検査、6検体ノロウイルス陰性、
            1検体検査中
      拭き取り :2検体ノロウイルス陰性
        
 

4月18日発表





 令和2年1月28日(火)午前10時頃、市民から広島市保健所に、
「1月24日(金)夜に28名で中区の飲食店を利用し、複数名が体
調不良となった。」旨の連絡があり調査を開始した。
 調査の結果、1月24日(金)昼及び夜に中区の飲食店を利用し
た計2グループ32名中15名が、喫食後約3時間半から16時間
半後にかけて、下痢、嘔吐、発熱等を発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであること及び
医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健
所は、この施設が提供した食事を原因とする集団食中毒事件と
判断し、1月30日(木)、当該施設の営業者に対して、当該施設
の営業の禁止を命令した。


患 者 数 :15名(入院なし) 
主 症 状 :下痢、嘔吐、発熱等
原因食品:1月24日(金)に提供された食事
          昼:鶏ももステーキ、ご飯、吸い物、刺身 等
          夜:タケノコとフキの煮物、刺身、サワラの味噌
           漬け、牛ステーキの和風ソース、握り寿司等

病因物質:調査中
(不明で確定)
検査状況:患者便 :9検体検査中
        従事者便:5検体検査中
        拭き取り :5検体検査中 
  
        
 
1月30日発表
 令和2年1月20日(月)午前11時頃、市内の医療機関から広
島市保健所に、「1月17日(金)に市内の飲食店を利用した複
数名が体調不良を呈している。」旨の連絡があり調査を開始し
た。
 調査の結果、1月17日(金)夜に中区の飲食店を利用した
1グループ15名のうち12名が、1月19日(日)午前0時から
午後7時にかけて、下痢、嘔吐、発熱等を発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、
患者便及び従事者便からノロウイルスが検出されたこと及び医
療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所
は、この施設が提供した食事を原因とする集団食中毒事件と判
断し、1月22日(水)、当該施設の営業者に対して、当該施設の
営業の禁止を命令した。


患 者 数 :1グループ12名:入院なし 
主 症 状 :下痢、嘔吐、発熱等
原因食品:1月17日(金)夜に提供された食事
        :枝豆浅漬け、刺身、里いもまんじゅう、もみじ豚
        のロースト、コウネ、にゅう麺、わらび餅 等

病因物質:ノロウィルス
検査状況:患者便 5検体 :5検体ノロウィルス陽性
        従事者便1検体 :1検体ノロウィルス陽性
        拭き取り 6検体 :1検体ノロウィルス養成、
                   5検体ノロウィルス陰性
 




1月22日発表