食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会

 

食中毒情報

  食中毒事件簿

 

広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。
 広島市保健所から公表された資料によります。》

 令和6 令和5年

 令和6年3月26日(火)13時頃、市民から「3月22日(金)夜に友人と3人で飲食店を利用し、全員が体調不良を呈している」との情報があり、調査を開始した。
 調査の結果、3月22日(金)及び24日(日)に市内の飲食店を利用した8グループ23名のうち17名が、3月23日(土)9時から3月27日(水)10時にかけて、下痢、嘔吐、嘔気等を発症していた。
 患者の共通食は、当該施設が提供した食事のみであること、患者3名及び調理従事者1名の便からノロウイルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供した食事を原因とする集団食中毒と判断し、4月2日(火)、当該施設の営業者に対して、営業の禁止を命令した。

●患者数  :17名(入院なし)
●主症状  :下痢、嘔吐、嘔気等
●原因食品:
令和6年3月22日(金)及び24日(日)に提供された食事
        焼餃子、水餃子、焼豚炒飯、よだれ鶏、青椒肉絲等
●病因物質:ノロウイルス
●検体採取(検査機関:広島市衛生研究所)
        患者便10検体中、ノロウイルス3検体陽性、7検体陰性
        従事者便3検体中、ノロウイルス1検体陽性、2検体陰性
        拭き取り10検体中、ノロウイルス10検体陰性
        
 4月2日
発表
 令和6年2月13日(火)10時頃、市民から「職場の新年会に参加した複数名が体調不良を呈している」との情報があり、調査を開始した。
 調査の結果、2月8日(木)夜に市内の飲食店を利用した1グループ18名のうち14名が、2月10日(土)7時から2月11日(日)2時にかけて、下痢、嘔気、発熱等を発症していた。
 患者の共通食は、当該施設が提供した食事以外になく、患者3名の便からノロウイルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、当該施設が提供した食事を原因とする集団食中毒と判断し、2月14日(水)、当該施設の営業者に対して、営業の禁止を命令した。

●患者数  :14名(入院なし)
●主症状  :下痢、嘔気、発熱等
●原因食品:
令和6年2月8日(木)に提供された食事
        コース料理(葉野菜のサラダ、胡麻カンパチ、牡蠣昆布焼き、
        カニクリームコロッケ、たっぷり魚介のブイヤベース、
        ちりめんと青のりのパスタ)
●病因物質:ノロウイルス
●検体採取(検査機関:広島市衛生研究所)
        患者便4検体中、ノロウイルス3検体陽性、1検体検査中
        従事者便4検体、検査中
        拭き取り3検体中、ノロウイルス3検体陰性
        食品1検体、検査中
 2月14日
発表
  令和6年1月29日(月)15時20分頃、市内の医療機関から「食中毒を疑う患者が受診した」との連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、1月27日(土)に市内の飲食店を利用した15グループ90名のうち、連絡のとれた7グループ40名が1月28日(日)8時から1月29日(月)18時にかけて、発熱、下痢、嘔吐等を発症していた。
 患者の共通食は、当該施設が提供した食事のみであること、患者10名及び従事者2名の便からノロウイルスが検出されたこと、医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、当該施設が提供した食事を原因とする集団食中毒と判断し、1月31日(水)、当該施設の営業者に対して、営業の禁止を命令した。

●患者数  :40名(入院なし)
●主症状  :発熱、下痢、嘔吐等
●原因食品:
令和6年1月27日(土)に提供された食事
●病因物質:ノロウイルス
●検体採取(検査機関:広島市衛生研究所等)
        患者便15検体中、ノロウイルス10検体陽性、5検体検査中
        従事者便14検体中、ノロウイルス2検体陽性、12検体陰性
        拭き取り24検体中、ノロウイルス24検体陰性
        食品2検体、検査中
  1月31日
発表
 令和6年1月23日(火)15時30分頃、市内の医療機関から「同じ斎場を利用した別世帯の2名が受診し、食中毒を疑う体調不良を呈している」との連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、市内の複数の斎場において、1月21日(日)に同じ飲食店が製造した仕出し料理を喫食した5グループ62名のうち21名が、1月22日(月)14時から1月23日(火)20時にかけて、下痢、嘔吐、発熱等を発症していた。
 患者の共通食は、当該施設が製造した仕出し料理のみであること、患者便、従事者便及び施設の拭き取りからノロウイルスが検出されたこと、医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、当該施設が製造した仕出し料理を原因とする集団食中毒と判断し、1月25日(木)、当該施設の営業者に対して、営業の禁止を命令した。

●患者数  :21名(入院なし)
●主症状  :下痢、嘔吐、発熱等
●原因食品:
令和6年1月21日(日)に製造された仕出し料理
●病因物質:ノロウイルス
●検体採取(検査機関:広島市衛生研究所等)
        患者便11検体中、ノロウイルス8検体陽性、3検体陰性
        従事者便25検体中、ノロウイルス2検体陽性、23検体陰性
        拭き取り19検体中、ノロウイルス3検体陽性、16検体陰性
        食品30検体、検査中
 1月25日
発表