広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま
す。
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広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです。
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←平成23年 平成22年 平成21年→
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○11月29日(月)11時30分ごろ、市民から、「中区の飲食店を4人で利用
して4人とも下痢、腹痛等の症状があった。」との連絡が広島市保健所にあ
った。
調査の結果、患者らは11月27日(土)19時から中区の飲食店を4名で
利用し、4名が同日23時から下痢、腹痛、嘔吐、発熱等の食中毒様症状を
呈していた。
また、11月30日(火)に同飲食店から、27日に利用した別のグループに
も有症者がいるとの情報が入り、さらに調査を行ったところ、6グループ14
名が同様の症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店が
提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事件と
判断し、12月1日(水)、広島市保健所は、この飲食店を営業する会社に対
して、この飲食店の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 14名 : 入院なし(12月1日(水)11時現在)
主 症 状 : 下痢、腹痛、嘔吐、発熱等
原因食品 : 11月27日(土)に提供した料理
共通メニュー
前菜三種(たらの子の生姜煮、下仁田ねぎスープ、水
菜と本なめこおひたし)
刺身(カンパチ、タイ、ヒラメ,サワラ、水イカ、牛トロ、ボ
タンエビ、ヨコワマグロ、しめ鯖)
病因物質 : 調査中
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平成22年12月1日発表
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○11月16日(火)午後10時頃、 市内の医療機関から、家庭で調理したフ
グによる食中毒と思われる患者を診察した旨の連絡が広島市保健所にあ
った。
調査の結果、患者は、11月16日(火)に釣ったフグを自ら調理し、午後
6時頃に家族2名で刺身と肝を食べ、本人のみが1時間後から口唇と右手
のしびれの症状を呈し、同日午後9時30分頃に医療機関に救急搬送され
た。
患者が食べたフグの残品を鑑定した結果、「コモンフグ」 であることが判
明し、患者を診察した医師から食中毒患者の届出があったことから、コモン
フグによる食中毒と判断した。
なお、患者は、現在入院中で、意識不明の状況が続いている。
患 者 数 : 1名(男性) : 入院中
主 症 状 : 口唇と右手のしびれ、呼吸困難、嘔吐,全身麻痺、呼吸
不全
原因食品 : コモンフグ
病因物質 : フグ毒(テトロドトキシン):推定
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平成22年11月17日発表
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○10月13日(水)、16時頃、市内の医療機関から、「食中毒様症状を呈す
る患者が入院している。患者は焼肉を食べており、他にも複数名が同様の
症状を呈しているらしい」との連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは市内の高校生グループで、10月3日(日)、19時
から中区の飲食店を23名で利用しており、そのうち8名が10月6日(水)
20時から下痢、発熱等の食中毒様症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店
が提供した食事のみであることから、この飲食店を原因とする集団食中毒
事件と判断し、10月15日(金)、広島市保健所は、この飲食店を営業する
会社に対して、この飲食店の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 8名、入院2名(10月15日(金)9時現在)
主 症 状 : 下痢、発熱等
原因食品 : 10月3日(日)に提供した料理
焼肉食べ放題コース(レバー、カルビ、ロース、ホルモン、
牛タン、豚トロ、豚ロース、ソーセージ、鶏モモ、ホタテ、イカ
玉ねぎ、白ご飯、ビビンバ、ナムルなど)
病因物質 : カンピロバクター
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平成22年10月15日発表
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○10月12日(火)午前10時頃、広島市内の医療機関から「キノコを食べた
人が嘔吐、下痢等の食中毒様症状を起こして入院中である」との情報が広
島市保健所にあった。
調査の結果、患者は10月11日(月)に友人から北広島町の山林で採取
したキノコをもらい、午後7時30分頃、炒め物にして一人で食べたところ、
30分後から嘔吐、下痢、腹痛、発熱、吐き気を発症し、同日午後9時30分
頃医療機関を受診した。
患者が摂取したキノコの残品を鑑定した結果、「ツキヨタケ」で、キシメジ科
に属する毒キノコであったことが判明した。
患者の症状が「ツキヨタケ」による中毒症状と一致し、患者を診察した医師
から食中毒患者の届出があったことから、このキノコによる食中毒と判断し
た。
患 者 数 : 1名(男性) : 入院中
主 症 状 : 嘔吐、発熱、下痢、腹痛、吐き気
喫食・発生場所 : 家庭
原因食品 : キノコ(ツキヨタケ)の炒め物
病因物質 : 植物性自然毒
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平成22年10月12日発表
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○10月11日(月)15時過ぎ、広島県から、「10月10日(日)昼に市内の飲
食店で会食した12名中複数名が発熱、下痢、嘔吐等の食中毒様症状を呈
している。」との連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは10月10日(日)12時から南区の飲食店で昼食を
食べ、12名中9名が10月10日(日)16時30分から11日(日)4時にかけ
てムカムカ感、発熱、下痢等の症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店
が提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事
件と判断し、10月12日(火)、広島市保健所は、この飲食店を営業する会
社に対して、この飲食店の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 9名 : 入院なし(10月12日(火)15時現在)
主 症 状 : ムカムカ感、発熱、下痢等
原因食品 : 10月10日(日)に提供した料理
ゴボウサラダ、刺身(トリ貝、赤貝、サザエ、ニシ貝、ヒラメ,
タコ、ウチワエビ、車エビおどり)、大根剣、大葉、パセリ、
シソ、魚煮付け、サザエつぼ焼き、天ぷら(さつまいも、エ
ビ、イワシ、タコ)、むすび、おすまし(アラ)、みかん
病因物質 : 調査中
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平成22年10月12日発表
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○8月29日(日)、23時30分ごろ、広島市消防局から、「広島グリーンアリ
ーナで行われたイベントに従事したスタッフ複数名が食中毒様症状を呈し、
救急車で医療機関へ搬送中である」との情報が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは8月29日(日)に広島グリーンアリーナで開催され
たコンサートのスタッフ(アルバイト)で、8月29日夕食に中区の飲食店が調
製した弁当(170食)を食べ、このうち18名が同日夜に、腹痛、下痢等の食
中毒様症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者らの共通食は、この飲食店
の弁当のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事件と判断し、
8月30日(月)、この飲食店の営業者に対して、当該施設の営業の禁止を
命令した。
患 者 数 : 18名、入院3名(8月30日(月)17時現在)
主 症 状 : 腹痛、下痢、嘔吐、吐気等
原因食品 : 8月29日(日)調製の弁当
ごはん、マーボなす、卵焼き、コロッケ、ポテトサラダ、肉野
菜炒め、鶏肉のケチャップ炒め、レタス、(酢の物、キノコの
ソテー、ブロッコリー、豚肉とキャベツとパプリカの炒め物の
うち1品)
病因物質 : 黄色ブドウ球菌
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平成22年8月30日発表
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○7月9日(金)、広島県から、「7月2日(金)夕方に市内の飲食店で会食し
た6名中4名が下痢、発熱等の食中毒様症状を呈している。」との連絡が
広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは7月2日(金)夕方から中区の飲食店でレバ刺し、
ユッケ、焼肉等を喫食し、6名中4名が7月5日(月)15時から6日(火)12
時にかけて下痢、腹痛、発熱等の症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店
が提供した食事のみで、患者便からカンピロバクターが検出されたことか
ら、この飲食店を原因とする集団食中毒事件と判断し、7月15日(木)、広
島市保健所は、この飲食店を営業する会社に対して、この飲食店の営業
の禁止を命令した。
患 者 数 : 4名、入院なし(7月15日(木)9時現在)
主 症 状 : 下痢、腹痛等
原因食品 : 7月2日(金)に提供した料理
レバ刺し、ユッケ、センマイ刺し、焼肉(丸腸、チョット厚切
り特上カルビ、ミミガー焼き、特選ロース、タンカルビ、カル
ビ、地鶏、上ロース、ソーセージ盛り合わせ)、カマンベー
ルカツ、白菜キムチ
病因物質 : カンピロバクター
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平成22年7月15日発表
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○6月17日(木)、市内の医療機関から、「6月16日(水)夕方に市内の飲
食店で会食した5名が下痢、嘔吐等の食中毒様症状を呈している。」との
連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは6月16日(水)夕方から市内の飲食店で会食し、
12名中9名が6月16日(水)21時から17日(木)0時頃にかけて下痢、
嘔吐、腹痛等の症状を呈していた。
医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店
が提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事
件と判断し、6月18日(金)、広島市保健所は、この飲食店を営業する会
社に対して、この飲食店の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 9名、入院なし(6月18日(金)12時現在)
主 症 状 : 下痢、嘔吐、腹痛、発熱等
原因食品 : 6月16日(水)に提供したコース料理
エビとトビコのマヨネーズ和え、豚しゃぶサラダ、刺身(アジ
、ヒラメ,甘エビ)、ウナギのかば焼き、蒸し物(エビ、ホタテ、
タコ、タイ,サケ、アサリ、明太子、トウモロコシ、ブロッコリ
ー、キャベツ、もやし)、鶏もも焼き(骨付き)、シューマイ、
揚げ物(ハモ、ししとう),イカスミのリゾット
病因物質 : 調査中
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平成22年6月18日発表
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○ 5月8日(土)、市民から、「保養所に宿泊し、嘔吐、下痢を発症した。」
との連絡が広島市保健所にあった。
この情報を受けて調査を行ったところ、5月4日(火)から5月6日(木)
までに宿泊し、施設内のレストランで喫食した6グループ9名が5月6日
(木)14時から5月8日(土)22時にかけて、下痢、嘔吐、腹痛等の症状
を呈していた。
患者らの共通食はこのレストランが提供した食事のみであり、調理従事
者1名からノロウイルスが検出されたこと、さらに患者便4検体からノロウ
イルスが検出されたことから、この施設を原因とする集団食中毒事件と判
断し、5月15日(土)、当該レストランを営業するこの会社に対して、このレ
ストランの営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 9名、入院なし(5月15日18時現在)
主 症 状 : 下痢、嘔吐、腹痛、吐き気等
原因食品 : このレストランが提供した食事
病因物質 : ノロウイルス
患 者 便 4検体 すべて陽性
食 品 5検体 すべて陰性
従事者便 8検体 (1検体陽性、7検体陰性)
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○ 4月2日(金)、市内の医師から、「4月1日(木)に広島市内のホテル
で行われた歓送迎会の参加者50名中16名 が下痢、嘔吐、吐き気、腹
痛等の食中毒様症状を呈している。」との連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは4月1日(木)18時からこのホテルで開催され
た職場の歓送迎会に参加しており、参加者50名中23名(24〜62歳)が
4月1日(木)20時30分頃から2日(金)朝にかけて、下痢、嘔吐等の症状
を呈していた。
医師から食中毒患者の届出があり、患者の共通食はこのホテルの飲
食店が提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食
中毒事件と判断し、4月3日(土)、広島市保健所は、このホテルのこの
飲食店を営業する会社に対して、この店の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 23名(男性10名、女性13名)、入院なし
原因食品 : 4月1日(木)に提供した宴会料理
主 症 状 : 下痢、嘔吐、吐き気等
病因物質 : 不明
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○3月25日(木)、広島県食品衛生室および市内の医療機関から、「3月
22日(月)夕方、広島市内の飲食店で会食した1グループ30名中10
名 が食中毒様症状を呈している。」との連絡が広島市保健所にあった。
調査の結果、患者らは3月22日(月)夕方、安佐南区の飲食店で会
食 し、25名中19名が、3月23日(火)7時〜24日(水)21時にかけて、
下痢、嘔吐、吐気、腹痛、発熱等の症状を呈していた。
さらに、3月26日(金)には、22日夕方に当該施設を利用した1グルー
プ 5名中4名も同様の症状を呈していることが判明した。
医療機関から、食中毒患者の届出があり、患者の共通食はこの店が
提供した食事のみで、検査の結果、患者便からノロウイルスが検出さ
れたことから、この店を原因とする集団食中毒事件と判断し、3月27日
(土)、広島市保健所は、この飲食店を営業する会社に対して、この店
の営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 23名(男性2名、女性23名)、入院なし
主 症 状 : 下痢、嘔吐、吐き気等
原因食品 : 3月22日に提供したバイキング料理
病因物質 : ノロウイルス
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○3月9日(火)、川崎市健康安全室から、「3月7日(日)に川崎市内の医
療機関から、患者1名が腹痛、発熱、下痢、嘔吐の食中毒症状を呈して
いる。患者は、3月3日(水)〜6日(土)にかけて広島市を旅行し、行動を
共にした者の中にも発症者がいるとの通報を受けた」との連絡が広島市
保健所にあった。
調査の結果、患者らは各地の事業所に勤務する同じ会社の社員で、1
3名が3月5日(金)夜、広島市内の飲食店でコース料理を食べた。このう
ち11名が3月6日(土)から7日(日)にかけて、発熱、嘔吐、吐気、下痢
等の症状を呈していた。
川崎市内の医療機関から食中毒患者の届出があり、また、患者の共
通食は、この飲食店が提供した食事のみであることから、この施設を原
因とする集団食中毒事件と判断し、3月11日(木)、広島市保健所は、
この飲食店を営業する会社に対して、営業の禁止を命令した。
患 者 数 : 11名(男性4名、女性7名)、入院なし
原因食品 : 3月5日に提供したコース料理
前菜(よもぎ豆腐)、刺身盛り合わせ(タコ、アブラメ、カン
パチ、カツオ)、生カキ、焼カキ、広島牛あぶり、音戸チリ
メンのサラダ、カキフライ、きのこ雑炊、イチゴのムース
病因物質 : ノロウイルス(推定)
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平成22年3月11日発表
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○2月24日(水)、市内の医療機関から、家庭で調理したフグによ
る食中毒と思われる患者を診察した旨の届出が広島市保健所に
あった。
調査の結果、患者の家族が2か月以上前に釣ったフグを三枚に
おろして冷凍保存していたものを、2月23日(火)午後7時頃に刺
身にして家族2名が食べ、1時間後からめまい、ふらつき、手足の
まひ、歩行困難の症状を呈し、1名が24日になって医療機関を受
診した。
患者のうち1名は現在入院中であるが、快方に向かってている。
患 者 数 : 2名(男性1名、女性1名)
原因食品 ; 自家処理したフグ
病因物質 ; フグ毒(推定)
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平成22年2月24日発表
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