生活衛生 社団法人広島市食品衛生協会
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家庭用品による健康被害と対策
   家庭用品には、様々な化学物質等が含まれており、使う人の体質や、誤った使い方をすると、いろいろな健康被害が生ずることがあります。
●家庭用品による健康被害としては、
  洗剤、装飾品等による皮膚障害
  小児の誤飲事故
  洗浄剤、防水スプレー等による吸入事故などがあります。
●皮膚障害
 ■発生状況
  皮膚障害
グラフ 皮膚障害 家庭用品に係る健康被害病院モニター報告(8病院の皮膚科の集計)によると、平成9年度は、154件で、原因となった家庭用品はグラフのとおりです。
障害の種類は、アレルギー性接触皮膚炎が最も多く、次いで刺激性皮膚炎、手の湿疹となっています。

*洗剤
台所用洗剤、洗濯用洗剤
*洗浄剤
トイレ、風呂などの住宅用洗剤
*装飾品
ピアス、ネックレスなど

 ■予防対策
 
洗   剤
(1)使用上の注意・表示をよく読み、希釈倍率に注意するなど使用方
   法を守る。
(2)保護手袋の着用
(3)使用後に保護クリームを塗る。
装 飾 品
(1)汗を大量にかく場合などは装飾品を外す。
(2)症状が出た場合は専門医の診療を受け、原因製品の装着を避け
   る。別の素材のものにかえる。
ゴム・ビニール手袋
(1)布性の手袋などを内側に着用する。
(2)別の素材のものにかえる。
■一般的注意事項
 (1)使用前に必ず注意書をよく読み、使用方法を守る。
 (2)自己の体質を認識する。
 (3)製品の素材について注意を払う。
●小児の誤飲事故
 ■発生状況
 家庭用品に係る健康被害病院モニター報告(8病院の皮膚科の集計)によると、小児の
 誤飲事故は、午後6時から午後10時の間に多発し、全体の32%を占める。家人の忙し
 いときほど注意が必要です。
小児の誤飲事故
グラフ 小児の誤飲事故 *タバコ
 6〜11カ月の乳児による事故が75%で、
 12〜17カ月の幼児とあわせると94%を占め
 る。
*医薬品・医薬部外品
 特に1〜2歳児に多い。
*電池
 6〜11カ月の乳児による事故が44%で、
 12〜17カ月の幼児とあわせると65%を占め
 る。
 電池の種類は、ボタン電池が91%を占める
 が、乾電池もある。
*食品
 ピーナッツの誤嚥で重篤な症状
 ■予防対策
タバコ
(1)タバコ、灰皿及び灰皿に使用した飲料の空き缶等を乳幼児の手
 の届かないところに保管する。
医薬品・
医薬部外品
(1)医薬品等の保管・管理に十分注意する。保管場所の施錠など。
電  池
(1)玩具等の電池の出し入れ口のフタにある留め具の機能のチェック
  や固定(乳幼児が遊んでいるうちに留め具が外れることがある。)
(2)未使用及び使用済みの乾電池は乳幼児の手の届かない場所に
  保管する。
食  品
(1)ピーナッツや枝豆などのように、気道に入りやすい大きさ、形状
  及び堅さのもは2歳未満の乳幼児に与えない。
 
家庭での応急処置はこちらへ
●吸入事故等
 ■発生状況
 (財)日本中毒情報センターに寄せられた平成9年度の家庭用品の吸入事故等に関す 
 る相談内容はグラフのようになっています。相談件数は376件で、製品の形態別では、
 噴霧式の製品(ハンドポンプ方式を含む)が最も多く(112件)、次に液状の製品が多い(
 99件)。9歳以下の子どもの事故に関するものが全体の45%を占めている。
吸入事故
グラフ 吸入事故 *殺虫剤
 大量使用後や燻煙後に換気をせずに室内に入
 った事例が多い。
*洗浄剤
 次亜塩素酸系の噴霧剤で多く、風呂場やトイレ
 のような密室での換気不足が多い。
*漂白剤
 次亜塩素酸系の製品が多く、適用量以上に使
 用した事例や他の酸性洗浄剤と混ぜて使用した
 ために塩素ガスが発生した事例が多い。
 ■全般的注意事項
  (1)家庭用化学製品の使用や保管に十分注意する。
  (2)日頃から使用前に注意書きをよく読み、正しい使用方法を守ること。

家庭用品、タバコ等を誤って飲んでしまったときは

〇(財)日本中毒情報センター大阪中毒110番
[24時間体制] 0990(50)2499(有料)
〇(財)日本中毒情報センターつくば中毒110番
[9時〜17時] 0990(52)9899(有料)
〇(社)広島県薬事衛生会館広島中毒119番
[月〜金:9時〜17時 土:9時〜12時] 248-8268