社団法人広島市食品衛生協会－食品衛生

食品衛生　社団法人広島市食品衛生協会

食中毒情報

食中毒事件簿

広島市で発生した食中毒事例を掲載しています。

広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです。

○　平成２７年１１月１１日（水）１７時３０分頃、福岡県保健衛生課から広島市食品
　保健課に、「修学旅行中の横浜市の高校生が滞在しているホテルから、２０名程
　度の生徒に嘔吐、下痢の症状があり、医療機関を受診した旨の通報があった。
　患者らは、広島市内のホテルを利用している。」との連絡があり、調査を開始した。
　　調査の結果、患者は、中区にあるホテルに１１月９日（月）から１０日（火）に宿
　泊した横浜市の高等学校の４３名で、１１月１０日（火）から嘔吐、発熱、下痢等を
　発症していた。
　　患者の共通食として当該施設が提供した食事があり、検査の結果、患者便と
　従事者便等からノロウィルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の
　届出があったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団食中毒事件
　と判断し、１１月１３日（金）、当該施設の営業者に対して、当該施設の営業の禁
　止を命令した。　　　　

　　患者数：４３名（１１月１３日１６時現在）
　　主症状：嘔吐、発熱、下痢等
　　原因食品：１１月９日（月）夕食及び１１月１０日（火）朝食に提供された料理
　　　［１１月　９日（月）夕食のメニュー］　
　　　　お好み焼き、一口カツ、グリーン豆腐、ポテトサラダ、エビフライ、鶏の唐揚げ
　　　　茄子鶏そぼろ、野菜付け合せ、豚角煮、素麺、ケチャップスパゲティ、吸物
　　　　漬物、フルーツ、ご飯　　　　　　　
　　　［１１月１０日（火）朝食のメニュー］
　　　　塩鮭、ハム、春雨サラダ、今平牛蒡、出汁巻卵、湯豆腐、味付け海苔、漬物
　　　　味噌汁、フルーツヨーグルト、ご飯　　　　　　　　
　　病因物質：ノロウィルス

　　検査状況：患者便　：１０検体中、７検体ノロウィルス陽性、３検体陰性
　　　　　　　　ふき取り：７検体中、１検体ノロウィルス陽性、６検体陰性
　　　　　　　　食品　　　：７検体中、全て陰性
　　　　　　　　従事者便：８検体中、５検体ノロウィルス陽性、３検体陰性、１２検体
　　　　　　　　　　　　　　　実施予定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

平成２７年１１月１３日発表

○　平成２７年５月２０日（水）１３時３０分頃、市民から広島市保健所に、「５月
　　１６日（土）に、南区のホテルを利用し、複数名が体調不良となった。」旨の連
　　絡があり、調査を開始した。
　　調査の結果、５月１６日（土）１２時から、南区にあるホテルで行われた結婚
　　披露宴に参加した６７名のうち２２名が、５月１７日（日）から１８日（月）にかけ
　　て下痢、発熱、おう吐等を発症していた。
　　　患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、患者便から
　　ノロウィルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があった
　　ことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団食中毒事件と判断し
　　５月２２日（金）、営業者に対して当該施設の営業の禁止を命令した。　　　　

　　患者数：２２名（確定）　

　　主症状：下痢、発熱、おう吐等

　　原因食品：不明（５月１６日（土）に提供された料理）
　　　　　　　　テリーヌ、魚のパイ包み焼き、牛肉のポワレ、パン、ケーキ
　　　　　　　　コーヒー等
　　　　　　　　
　　病因物質：ノロウィルス

　　検査状況：患者便　：６検体中２検体ノロウィルス陽性、４検体検査中
　　　　　　　　　　　　　　　５検体依頼中
　　　　　　　　ふき取り：１０検体検査中
　　　　　　　　食品　　　：５検体検査中
　　　　　　従事者便：１８検体検査中、２３検体依頼中
　　　　　　　（５月２２日（水）１５時現在）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　
平成27年５月2２日発表

○　平成２７年５月１日（金）１３時３０分頃、広島市保健所に「４月２４日（金）夜
　中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良になった。」旨の連絡があり調査を
　開始した。
　　調査の結果、「４月２４日（金）１８時３０分から、中区にある飲食店で会食し
　た１グループ４名のうち３名が、４月２７日（月）から２８日（火）にかけて、下痢、
　発熱、腹痛等を発症していた。　
　　５月２日（土）、医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当
　　該施設が提供した食事のみであったこと及び患者便からカンピロバクターと
　サルモネラが検出されたことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集
　団食中毒事件と判断し、当該施設の営業の禁止を命令した
　　　　
　　患者数　：　３名（確定）

　　主症状　：　下痢、発熱、腹痛等

　　原因食品：　不明（４月２４日（金）に提供された料理）

　　原因食品　：　串焼き（ハツ、レバー、ササミ(半生)、ムネ(半生)、ナンコツ等）
　　　　　　　　　　　付き出し、キャベツ、飲み物等　　　　　　　　

　　病因物質　：　カンピロバクター、サルモネラ属菌

　　検査状況　：　患者便２検体中１検体がカンピロバクター、サルモネラ陽性
　　　　　　　　　　１検体検査中。ふき取り８検体検査中、従事者便２検体検査中
　　　　　　　　　　　１検体依頼中。
　　　　　　　　　　　（５月２日(土)１５時現在）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　
平成27年５月2日発表

○　平成２７年４月２７日（月）９時４０分頃、市内の医療機関から、家庭で調理し
　　たフグによる食中毒と考えられる患者２名を診察した旨の連絡が広島市保健
　　所にあった。
　　　調査の結果、患者は、４月２６日（日）に、もらったフグの身を唐揚げにして
　　１９時頃に食べ、当日２３時頃から手のしびれ等の症状を呈したため、救急車
　　で医療機関に搬送され入院した。
　　　患者を診察した医師から食中毒患者の届出があり、患者の喫食状況及び
　　発症状況から、広島市保健所は、フグによる食中毒と判断した。　　　　

　　患者数　：　２名（男性１名、女性１名）（確定）

　　主症状　：　手のしびれ、唇のしびれ、足のふらつき

　　喫食・発生場所：家庭

　　原因食品　：　コモンフグ（推定）の筋肉　　　　　　　　

　　病因物質　：　フグ毒（テトロドトキシン）

　　検査状況　：　食品（未調理品のフグ身）について検査　　　　　　　　　　

　
　　　　　
平成27年４月2７日発表

○　平成２７年２月２１日（土）１０時頃、市民から広島市保健所に、「２月１９日
　　（木）昼に、職場で仕出し弁当を食べた後、複数名が体調不良となった。」旨
　　の連絡があり、調査を開始した。
　　調査の結果、２月１９日（木）の昼食で、中区にある飲食店が製造した仕出
　　し弁当を食べた２グループ１０名が、２月１９日１９時から２１日（土）６時にか
　　けて下痢、おう吐、発熱等を発症していた。
　　　医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が製造
　　した弁当のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集
　　団食中毒事件と判断し、２月２２日（日）、営業者に対して当該施設の営業の
　　禁止を命令した。　　　　

　　患者数：１１６名（確定）　

　　主症状：下痢、おう吐、発熱等

　　原因食品：不明（２月１９日（木）20日（金）に製造した弁当）
　　　　　　　　

　　病因物質：ノロウィルス

　　検査状況：患者便６検体中３検体からノロウィルスを検出、ふきとり９検体中
　　　　　　　　　１検体（トイレ）からノロウィルスを検出、従事者便７検体中４検体
　　　　　　　　　からノロウィルスを検出。　２月２２日（日）１０時現在　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　
平成27年２月2２日発表

○　平成２７年１月２０日（火）１３時１５分頃、市民から広島市保健所に、
　「１月１６日（金）夜に、中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良と
　　なった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
　　調査の結果、１月１６日（金）１９時から中区の飲食店で会食した
　１グループ１３名のうち７名が、１月１７日（土）２０時から１９日（月）
　１０時３０分にかけて発熱、下痢、腹痛等を発症していた。
　　医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設
　が提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を
　原因とする集団食中毒事件と判断し、１月２３日（金）、営業者に対して
　当該施設の営業の禁止を命令した。　　　　

　　患者数：７名（確定）　

　　主症状：発熱、下痢、腹痛等

　　原因食品：不明（１月１６日（金）に提供された料理）
　　　　　　　　枝豆、チゲ鍋、シーザーサラダ、刺身（タイ、ブリ、サーモン
　　　　　　　　等）、鶏唐揚げ、サイコロステーキ、鶏もやし炒め、ホルモン
　　　　　　　　味噌炒め、豚カツ、チキン南蛮、豚の角煮、揚げ餃子、ロー
　　　　　　　　ルキャベツ、飲み物等
　　　　　　　　
　　病因物質：カンピロバクター

　　検査状況：患者便７検体中２検体がカンピロバクター陽性、５検体
　　　　　　　　検査中、ふきとり８検体、食品３検体、従事者便５検体
　　　　　　　　検査中　（１月２３日（金）１０時現在）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　平成27年1月23日発表