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最近、大豆イソフラボンの健康食品が多く出回っています。大豆イソフラボンは、特に大豆胚芽に多く含まれる成分でヒトのエストロゲン(女性ホルモン)に似た構造を持ち同じ様な働きをします。現在、大豆イソフラボン含有「特定保健用食品」※として許可(承認)された清涼飲料水がありますが、今回、新たに3つの食品について申請があったのを機に食品安全委員会専門調査会が審査を行い、3月9日にその結果が発表されました。(通常の大豆食品を摂食した上で上乗せして健康商品を摂った場合の安全性)
平成18年5月8日、食品安全委員会専門調査会がこの案を決定しました。今後、食品安全委員会に報告され、厚生労働省に答申されます。 |
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● 現時点での大豆イソフラボンの安全な1日摂取目安量の上限値は、大豆イソフラボンアグ
リコンとして70〜75mg/日とする。
● 日常の食生活に上乗せして摂る量の上限値は、大豆イソフラボンアグリコンとして30mg/
日とする。
● 妊婦が大豆由来食品に上乗せして大豆イソフラボン健康食品を摂るのは推奨できない。
● 乳幼児及び小児が上乗せして大豆イソフラボン健康食品を摂るのは推奨できない。 |
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※ 特定保健用食品とは
「食生活において特定の保健の目的で摂取する
者に対し、その摂取によりその保健の目的が期
待できる旨の表示をするもの。」
と定義されているもので、
”○○○は、骨からのカルシウムの溶出に関与
する大豆イソフラボンを含んでいるので骨の健
康が気になる方に適しています。”
等の表示が許可(承認)されます。
許可を取るには、1食品ごとに厚生労働大臣に
申請する必要があります。 |
引用・参照 : 「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方(第32回会合修正案)」
食品安全委員会新開発食品専門調査会 |
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