■ネズミの予防・駆除のポイント
(1)ネズミのすみにくい環境をつくる。
・えさを与えない…食べ物、生ゴミなどを放置しないようにしましょう。
・巣をつくる場所を与えない…隠れ場所、巣場所となる物陰をできるだけ
少なくしましょう。
・進入路をふさぐ…下水溝や壁穴などネズミの出入口をふさぎましょう。 (2)ネズミを捕獲する。
○捕獲器を物陰やラットサインのある場所へ設置しましょう。
≪ラットサインとは、ネズミの通路にできた体の脂と汚れの跡です≫
・生捕りカゴ(内部にえさを付けて誘い込むわな)
・パチンコ(厚手の板にバネがついているもので、えさに引き寄せられた
ネズミを挟むわな)
○幼児が手足を挟まれないよう注意しましょう。
・粘着シート(厚紙上にとりもちが処理されたわな) (3)殺そ剤により駆除する。
・毎日減った量だけ補充し、食べなくなるまで継続します。
・物陰に置き、夜仕掛けて朝取り除きましょう。
・人間や家畜には、有害ですので、使用ならびに保存には十分に注意し、万一誤飲し
たときは吐き出させ、ただちに医師の診察を受けてください。
・被害の多い食品と混合するなどして、摂食を高めるとよいでしょう。
・急性殺そ剤では3〜5日、抗凝血性殺そ剤では7〜10日間は配置しましょう。 ■殺そ剤の種類
急性殺そ剤(成分:シリロシド、ノルボルマイド)
1日摂食で効果あり。1〜2日以内で致死する。
誤食の際の毒性が高く、死んだネズミをペットなどが食べた場合に二次的な事故の可
能性がある。 抗凝血性殺そ剤(成分:ワルファリン、クマテトラリル)
数回摂食しないと効果が現れにくい。致死までに数日かかる。 |