平成29年度第1回生活衛生推進員代表者会議を 開催しました。 |
1 開催日時 平成29年6月20日(水) 午後2時から4時まで 2 場 所 広島市保健所 3階 大会議室 3 会議内容 議長(安佐北区:上原田推進員)のもと、生活衛生推進員の各区代表者(各区2名:うち 14名出席)が、各区の事業計画(視察、研修会、会議、実施・参加イベント等)や今年度に 既に実施した活動内容等について情報交換を行いました。また、毎年度末に開催している 全体会議の内容について意見交換を行った結果、結論がまとまらなかったことから、各区 が持ち帰った上で意見をまとめて、7月25日(火)までに、事務局へ文書で提出すること になりました。あらためて、次回の第2回代表者会議で協議することとなりました。また、合 わせて、全体会議の開催場所についても、会議の内容に応じて、保健所や区民文化センタ ー等で3月の初旬頃に開催することを検討することとなりました。 会議終了後、広島市保健所食品保健課から、6月初旬に広島市内で発生した「ノロウィル ス食中毒」について情報提供がありました。 ノロウィルス食中毒は、 (1) 冬季を中心に一年中発生しまする。 (2) 非常に感染力が強く、少量でも感染します。 (3) 感染から発症するまでの潜伏時間は、1〜2日です。 (4) 下痢、吐気、おう吐、腹痛、発熱などの症状が出るが、2〜3日で回復します。 予防のポイントとしては、 (1) 調理や食事の前、トイレの後にはしっかり手を洗う。(石けんを良く泡立てて、手に付い たウィルスをしっかり泡で浮かせ、大量の水で汚れとともに大量の水で洗い流しましょう。) (2) 便やおう吐物が付着したものは、塩素系の消毒剤で消毒しましょう。 (3) まな板、包丁などの調理器具は、使用後、十分に洗浄した後で、熱湯や塩素系の消毒 剤で消毒しましょう。 (4) 食材(二枚貝等)は、中心部まで十分火を通しましょう。(中心温度:85〜90℃で90秒 間以上) 次いで、広島市保健所環境衛生課から、「レジオネラ症」について情報提供がありました。 レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で感染する病気です。 (1) 「レジオネラ肺炎」は、健康な人でもかかりますが、糖尿病患者、慢性呼吸器性疾患 患者、免疫不全者、乳幼児及び高齢者など抵抗力が低下している人はかかりやすい 傾向にあります。 (2) レジオネラ属菌に汚染された浴槽水のエアロゾル(目に見えない細かい水滴)を吸った ことにより感染した事例が多く報告されています。 (3) 「レジオネラ肺炎」の主な症状は、高熱、悪寒、筋肉痛、呼吸困難、全身倦怠感、下痢、 意識障害で、急激に重症になり、死亡する場合もあります。 また、最近、マスコミで報道された「ヒアリ」についても情報提供がありました。 (1) ヒアリは、南米が原産地で、亜熱帯〜暖温帯に生息し、土で直径25〜60cm、高さ15〜 60cmのドーム上のアリ塚を作る特徴があり、雑食性の体長2.5〜6mmで腹部が暗色。 (2) 極めて攻撃的で、昆虫、爬虫類や小型の哺乳類も捕食することがあります。 (3) 牛、馬、鶏など家畜への死傷被害など農林水産業にも影響を与えます。 (4) 刺されると強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましんなどの症状を起こし、アレル ギー性のショックで米国では多くの死者が出ています。 ※ ヒアリ参考資料(環境省) ※ 次回の第2回生活衛生推進員代表者会議は、10月12日(水)14時から、 広島市保健所3階大会議室で開催します。 |
|