生活衛生 社団法人広島市食品衛生協会
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鳥インフルエンザ
● 鳥インフルエンザとは?

インフルエンザウイルスにより鳥がかかる病気のことで昔から種々のによる鳥のインフルエンザが発生しましたが、平成15年〜16年頃東南アジアなどで毒性の強いH5N1型によるインフルエンザが多数の養鶏場で発生しました。

平成15年には、日本でも山口県、大分県、京都府などの養鶏場でこのインフルエンザが確認され、また、平成19年にも宮崎県で同型が確認されています。
確かに養鶏場にとっては、大打撃ですし、また、極くまれに、通常は人に感染することがないウイルスが人へ感染することが報告されており、インドネシア等東南アジア、中国、トルコ等で患者が発生し、死者も出ているということです。
● 鶏の肉や卵を食べても大丈夫なのか?

H5N1型の鳥インフルエンザウィルスは、感染した鳥と濃厚に接触した(羽や糞の粉を吸い込む・フンに触るなど)場合などに極くまれに人に感染することがあります。
 
しかし、鶏やアヒルなどの食用に加工された肉や卵を人が食べて感染するということは考えられません。
 
鶏肉、卵などは良い蛋白源ですからバランスよく食べましょう。
「高病原性のH5N1型鳥インフルエンザ」は、「感染症法」※1の「指定感染症」※2に政令指定されています。

※1 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の略称。この法律の中で、感染
    症が1類から5類までと”指定感染症”、”新感染症”の7類型に分類されそれぞれ必要な措置
    (健康診断の受診、強制入院など)がとられるよう規定されている。

※2
 感染症の中で1〜3類に分類されない感染症で、この類型に準じた措置が必要となった感染症の
    ことをいう。
                           
● 鳥を家庭で飼っているかたへ

  鳥インフルエンザが発生したからといって、家庭で飼育している鳥がすぐ感染するということ
  はありません。清潔な状態で野鳥と接触しないような環境で飼育しましょう。

● 飼っている鶏が死んだときは


  鶏も生き物ですからいつかは死にます。一羽死んだからといってインフルエンザが原因とは
  特定できません。たくさんの鶏が連続して死ぬという現象が起きない限り鳥インフルエンザ
  を疑う必要はありません。その時は、鳥に触らず家畜衛生保健所などにご相談ください。


● 野鳥が死んでいるのを見つけたときは

  飼っている鳥と同じようにいつかは死にます。 飼っている鳥と違うのは、ウィルスのほかに
  様々な細菌や寄生虫をもっている可能性が高いことです。素手で触らないように処置しまし
  ょう。

                     
引用・参照 : 「国民の皆様へ(鳥インフルエンザについて)」
                                食品安全委員会・厚生労働省・農林水産省・環境省

 
鳥インフルエンザに関するQ&A(国立感染症研究所)