食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会

 

食中毒情報

食中毒事件簿

 

         広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。            
           広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです
                                       平成30年 平成29 平成28年

 平成29年12月20日(水)午前11時30分頃、市民から広島市保健所に、「12月16日(土)に、13
名で中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、12月16日(土)夜に中区の飲食店を利用した1グループ13名中4名が、12月18日
(月)午後10時から12月19日(火)午後6時にかけて、下痢、発熱、腹痛等を発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、患者便からカンピロバクターが検出さ
れたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供
した食事を原因とする集団食中毒事件と判断し、12月23日(土)、営業者に対して、当該施設の営業
の禁止を命令した。


●患 者 数 :4名(入院なし)  
●主 症 状 :下痢、発熱、腹痛等
●原因食品:12月16日(土)に提供された食事
         おまかせ焼鳥5種(ねぎま、はつ、ささみ、肝、ズリ)、地鶏から揚げ、 鶏ガラもつ鍋、枝豆、やみ
        つき キュウリ、 ハマチ刺身(漬けタコのから揚げ、ポテトフライ、ポテトサラダ、卵かけごはん、
         ラーメン、雑炊
●病因物質:カンピロバクター
●検査状況
 ○患者便 :3検体カンピロバクター陽性、1検体陰性
 ○ふき取り :5検体陰性
 ○食品   :5検体カンピロバクター陽性(参考品)
 ○従事者便:2検体検査中


12月23日
発表

 平成29年12月18日(月)午前11時頃、市民から広島市保健所に、「12月15日(金)に17名で南
区の飲食店を利用し、複数名が体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、12月15日(金)夜及び16日(土)夜に南区の飲食店を利用した3グループ64名中19
名が、12月15日(金)午後10時から12月17日(日)午前7時にかけて、下痢、嘔吐、発熱等を発症し
ていた。
 患者便からクドア・セプテンプンクタータが検出されたこと、患者の共通食のうちクドア・セプテンプン
クタータが寄生している可能性のある魚介類の生食は当該施設で喫食したヒラメの刺身のみであった
こと、患者の症状及び潜伏時間がクドア・セプテンプンクタータによる食中毒と一致すること、並びに
医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供した食事を原
因とする集団食中毒事件と判断した。
 なお、ヒラメはすでに廃棄されており、食中毒の被害の拡大防止対策が講じられていることから、厚
生労働省医薬食品局食品安全部長通知(平成24年6月7日付け食安発0607第7号)に基づき、営
業者に対する営業禁止処分は行っていない。

●患 者 数 :19名、入院なし、全員快方に向かっている。(12/20午前11時現在)  
●主 症 状 :下痢、嘔吐、発熱等
●原因食品:12月15日(金)及び16日(土)に提供されたヒラメの刺身(推定)
●病因物質:クドア・セプテンプンクタータ(寄生虫)
●検査状況:患者便2検体クドア・セプテンプンクタータ陽性、3検体陰性、
         2検体        検査中

 ※クドア・セプテンプンクタータについて




12月20日発表

 
平成29年12月18日(月)午後4時頃、市民から広島市保健所に、「12月15日(金)に6名で中区の
飲食店を利用し、4名が体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、12月15日(金)夜に中区の飲食店を利用した3グループ16名中6名が、12月16日
(土)午後11時から12月17日(日)午後10時にかけて、下痢、嘔吐、発熱等を発症していた。
 患者の共通食が当該施設で喫食した食事のみであったこと、患者便からノロウィルスが検出された
こと並びに医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供した
食事を原因とする集団食中毒事件と判断し、12月19日(火)、営業者に対して、当該施設の営業の
禁止を命令した。

●患 者 数 :6名、入院なし、全員快方に向かっている。(12/19午後3時 現在)  
●主 症 状 :下痢、嘔吐、発熱等
●原因食品:12月15日(金)に提供された食事
        キッシュ、生ハム、カルパッチョ、サラダ、鴨肉ロースト、ステーキ、 ロールキャベツ、ローストビー
        フ、つくねハンバーグ、バケット、 和風キノコパスタ、ベリータルト
●病因物質:ノロウィルス
●検査状況
  ○患者便 :2検体ノロウィルス陽性、1検体依頼中
  ○ふき取り :5検体陰性
  ○従事者便:2検体検査中




12月19日発表

 平成29年12月8日(金)11時20分頃、市内医療機関より広島市保健所に「12月1日(金)に、中
区の飲食店を利用し体調不良となった者が受診しており一緒に喫食した複数名が同様の症状を呈し
ている。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、12月1日(金)夜に中区の飲食店を利用した1グループ10名中5名が、12月4日(月)
に下痢、発熱、腹痛等を発症していた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、患者便からカンピロバクターが検出
されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設を原
因とする集団食中毒事件と判断し、12月11日(月)、営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命
令した。


●患 者 数 :5名  
●主 症 状 :下痢、発熱、腹痛等
●原因食品:12月1日(金)夜に提供された食事
         炙り刺し六種盛り合わせ(もも、むね、ささみ、砂ズリ、トサカ、皮)、鶏の白レバー炙り、つくね、
        地鶏、ゴロゴロ炭火焼き、地鶏の竜田揚げ、水炊き、茶碗蒸し、おひたし 等
●病因物質:カンピロバクター
●検査状況
 ○患者便 :3検体カンピロバクター陽性、1検体検査中
 ○ふき取り :6検体検査中
 ○食品   :3検体カンピロバクター陽性、2検体検査中(参考品)
 ○従事者便:4検体陰性






12月11日発表


 平成29年10月16日(月)午後4時頃、市民から広島市保健所に、
「10月14日(土)に佐伯区内の飲食店を利用し、複数名が体調不良
となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、10月14日(土)午後6時から佐伯区内の飲食店を
利用した1グループ33名中20名が、10月15日(日)午後9時半か
ら10月17日(火)午前6時半にかけて嘔吐、発熱、下痢等を発症し
ていた。
 患者の共通食は当該施設で喫食した食事のみであったこと、患者
便及び従事者便からノロウィルスが検出されたこと並びに医療機関
から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施
設を原因とする集団食中毒事件と判断し、10月18日(水)、営業者
に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。

●患 者 数 :20名:入院なし、全員快方に向かっている。(10/18 現在)  
●主 症 状 :嘔吐、発熱、下痢等
●原因食品:10月14日(土)に提供された食事
         刺身の盛り合わせ、あぶりサーモンロール、シーザーサラダ、 山とろ
         チーズ ロール巻、だし巻卵、アボカドトマトのチーズ焼、鶏のから揚げ
         ポテトフライ、 さきいかの天ぷら、おむすび、枝豆
●病因物質:ノロウィルス
●検査状況
  ○患者便  :3検体ノロウィルス陽性
  ○ふき取り :1検体ノロウィルス陽性、13検体陰性
  ○従事者便:1検体ノロウィルス陽性、10検体依頼中






10月18日発表


 平成29年9月21日(木)10時30分頃、他自治体より広島市保健
所に、「9月16日(土)に、安佐北区の飲食店を利用し、複数名が体
調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、9月16日(土)夜に安佐北区の飲食店を利用した1
グループ6名中3名が、9月19日(火)に下痢、発熱、腹痛等を発症し
ていた。
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、患
者便からカンピロバクターが検出されたこと及び医療機関から食中
毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供
した食事を原因 とする集団食中毒事件と判断し、9月22日(金)、
営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。

 ●患者数:3名  
 ●主症状:下痢、発熱、腹痛等
 ●原因食品:9月16日(土)夜に提供された食事
        地鶏刺し、鶏レバーの刺身、鶏ずりの刺身、串焼(きも、
        地鶏ぼんぼち) 等
 ●病因物質:カンピロバクター
 ●検査状況
   ○患者便 :3検体中、1検体カンピロバクター陽性、2検体検査中
   ○ふき取り:7検体検査中
   ○食   品:2検体検査中(参考品)
   ○従事者便:4検体依頼中




9月22日発表


 平成29年9月13日(水)11時頃、市民から広島市保健所に「9月
2日(土)に、中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良となった。」旨
の 連絡があり、調査を開始した。
 調査の結果、9月2日(土)夜に、中区の飲食店を利用した1グループ
21名中10名が、9月3日(日)から9月5日(火)にかけて下痢、腹痛、
発熱等を発症していた。(9月15日(金)12時現在)
 患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の共通食は当該
施設が提供した料理のみであったこと及び医療機関から食中毒患者の
届出があったことから広島市保健所は、この施設が提供した料理を原
因とする集団食中毒事件と判断し、9月18日(火)、営業者に対して、
当該施設の営業の禁止を命令した。
 
患者数:10名
 ●主症状:下痢、腹痛、発熱等
 ●原因食品:9月2日(土)夜に提供された料理(赤鳥むねのたたき、赤
       鳥むねのサイコロステーキ(原料肉の包装に「生食は、お避
       け下さい」、)と表示。 
       他に、若鶏ももの唐揚げ、赤鳥の香草ソーセージ、半熟卵
       のグリーンサラダ等
 ●病因物質:カンピロバクター
 ●検査状況
  ○
患者便 :6検体中1検体カンピロバクター陽性、3検体カンピ
          ロバクター
陰性、2検体検査中
  ○ ふき取り:10検体陰性
  ○食品   :1検体カンピロバクター陽性(原材料:鶏肉)

  ○従事者便:1検体陰性、2検体検査中
 



9月18日発表



○ 平成29年7月4日(火)9時30分頃、市民から広島市保健所に、「7月2日(日)
 に、南区元宇品で結婚式に参加した後、複数名が体調不良となった。」旨の連絡が
 あり、調査を開始した。
  調査の結果、7月2日(日)に南区の飲食店を利用した1グループ58名中25名が
 7月3日(月)から7月5日(水)にかけて下痢、おう吐、発熱等を発症していた。
 (7月6日(木)現在)
 
 患者の共通食は当該施設が提供した料理のみであったこと、患者便からノロウ
 ィルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、
 広島市保健所は、この施設が提供した料理を原因とする集団食中毒事件と判断し
 7月6日(木)、営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。 
 

 患 者 数:25名、入院なし(7月6日(木)9時現在
  主 症 状:下痢、
おう吐、腹痛等
 原因食品:7月2日(日)に提供された結婚披露宴料理
 病因物質:ノロウィルス  
 検査状況
   ○患者便  :5検体中5検体ノロウィルス陽性
   ○ふき取り :27検体検査中検体ノロウィルス陽性、7検体陰性、19
            検体検査中

   食品    :4検体検査中

   
従事者便 :27検体検査中、3検体ノロウィルス陽性、6検体陰性、
           2検体検査中、16検体依頼中




7月6日発表

○ 平成29年6月2日(金)15時頃、市民から広島市保健所に、「5月27日(土)に
 中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開
 始した。
   調査の結果、5月27日(土)夜に当該施設を利用した1グループ52名中9名が
 5月29日(月)から6月1日(木)にかけて下痢、発熱、腹痛等を発症していた。
 (6月 5日(月)現在)
 
 患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の共通食は当該施設が提供
 した料理のみであったこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、
 広島市保健所は、この施設が提供した料理を原因とする集団食中毒事件と判断し
 6月5日(月)、営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。 
 患 者 数:9名、入院なし(6月5日(月)15時現在
 主 症 状:下痢、
発熱、腹痛等
 原因食品:5月27日(土)夜に提供された料理
        :レバッチョ(鶏レバーのカルパッチョ)、チーズタッカルビ(鶏と野菜の
         鉄鍋焼き)、焼鳥、鶏の唐揚げ、シーザーサラダ等
 病因物質:カンピロバクター  
 検査状況
   ○患者便  :6検体中2検体ノロウィルス陽性、4検体検査中
   ふき取り :8検体検査中
   食品    :2検体検査中

   従事者便 :2検体検査中、4検体依頼中
 
                            
      
                                        
                                        
   6月5日発表
○ 平成29年6月5日(月)午後5時頃、他自治体より広島市保健所に、「広島市内
 のホテルを利用した1グループ4名中3名が下痢、嘔吐等の症状を呈している。」と
 の連絡があり、調査を開始した。
   調査の結果、6月2日(金)から6月3日(土)に中区のホテル1階の飲食店を
 利用した7グループ15名が、6月3日(土)午後5時から6月5日(月)午後1時に
 かけて、下痢、発熱、腹痛等を発症していた。
 
 患者便からノロウィルスが検出されたこと、患者の共通食は当該施設が提供し
 た料理のみであり、医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保
 健所は、この施設が提供した料理を原因とする集団食中毒事件と判断し、6月7日
 (水)、営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。 
  患 者 数:15名、入院なし(6月7日(水)午後3時現在
  主 症 状:下痢、
発熱、嘔吐、腹痛等
  原因食品:6月2日(金)から6月3日(土)に提供された昼及び夜のビュッフェ料理
         (昼:イカと山芋の香草ソース、チキンと野菜のトマト煮込み、サラダ、
            デザート各種、他約20種類)
         (夜:やわらか牛ほほ肉、3種盛り合わせ(ローストビーフ、ポークの網
            焼き、チキンソテー)、サラダ、デザート各種、他約24種類
  病因物質:ノロウィルス  
  検査状況:患者便  :検体ノロウィルス陽性、6検体依頼中
         ふき取り :8検体陰性、1検体検査中
         食品    :148検体検査中

         従事者便 :29検体検査中、31検体依頼中
 





6月7日発表





  
○ 2月13日(月)午前11時頃、市内の医療機関から、フグによる食中毒が疑
 われる患者が入院しているとの報告が広島市保健所にあった。
   調査の結果、患者は、2月10日(金)に、知人からもらったフグを家庭で、他
 の魚と煮付けにして、午後9時頃に食べ、翌日午前3時30分頃から、手足や舌
 のしびれ、ふらつき等の症状を呈したため、救急車で医療機関に搬送され入院
 した。
  
患者を診察した医師から食中毒患者の届出があり、患者の喫食状況及び発症
 状況から、広島市保健所はフグによる食中毒と判断した。
 
  
患者数:2名:(男性1名、女性1名):現在、2名とも入院中
  主症状:手足や舌のしびれ、ふらつき、歩行困難、言語障害

  
喫食・発生場所:家庭 
 
  原因食品:フグ[*種類不明]
  病因物質:フグ毒(テトロドトキシン)(推定)  

2月13日発表

 ○ 平成29年1月24日(火)午後4時頃、広島市保健所に、広島市内の飲食店
 から、1月22日(日)昼に利用した1グループのうち15名程度に下痢、嘔吐等の
 症状のある者がいるとの連絡があり、調査を開始した。
   調査の結果、患者らは、1月22日(日)昼に当該施設を利用した1グループ
 のうち32名のうち16名が1月22日(日)午後6時から1月24日(火)午前10時
 にかけて下痢、嘔吐、腹痛等を発症していた。
 
 患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであったこと、患者便からノロ
 ウィルスが検出されたこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことか
 ら、広島市保健所は、この施設を原因とする集団食中毒事件と判断し、1月26
 日(木)、営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。 
  患 者 数:16名、入院なし、全員快方に向かっている(1月26日、(木)午後1
            時現在
。)

  主 症 状:下痢、嘔吐、腹痛

  原因食品:1月22日(日)昼に提供された料理
        :カキおろし和え、鴨ロース、刺身(カンパチ、タチウオ、クルマエビ)
         ふぐタタキ、カニスキ、和牛ロースステーキ、茶碗蒸し、寿司(マグロ
         タイ、サーモン、ツブ貝、カンパチ、タコ)、吸い物、フルーツ、ケーキ等
  病因物質:ノロウィルス  
  検査状況:患者便  :9検体中6検体ノロウィルス陽性、3検体検査中
         ふき取り :8検体検査中
         食品    :25検体検査中

         従事者便 :6検体検査
 
    

1月26日発表